あらすじ
　綾子ちゃんのボーイフレンドとして認めてもらうために、ボスのような男になろうと決心した友男。ボスの真似をして乱暴してまわる友男のふるまいに、町中から抗議が殺到して浅見家の人々は大弱り。リミットはボスに、友男がボスのようになれるわけがないから諦めさせてほしいと頼むが、あべこべに、意気に感じたボスは友男を二代目に指名してしまう。ボスと友男は係留中のヨットに乗り込んで「特訓」にいそしむが、いつのまにかロープがほどけて沖合へと流され、嵐に巻き込まれて溺れそうになる。
　リミットはス−パ−ウ−マンに変身して二人を助けてやるが、今度は、「ス−パ−ウ−マンを見た」という冒険談を信じてもらえずにヤケをおこした二人が放送室に立てこもる事態に。リミットは、大胆な方法でスーパーウーマンは幻だったのだとボスに信じ込ませたあと、友男にボスのいいところを真似るように言い聞かせようとするが、友男から「もうやめた。オレは男らしく自分の力でアタックすることにしたんだ」と宣言されて拍子抜けしてしまうのだった。

みどころ
　スッキリと晴れわたっていたのに、ヨットが流された途端に暴風雨になるというご都合主義の展開。これでもか、これでもかとサービスしすぎで、ヨットは一時はマストだけ残して完全に沈没していたのに、リミットが駆けつけた場面では、いくらなんでもこれでは手のつけようがないや、ということで再び浮上していたのであった。
　ところで本編の演出担当者は、綾子ちゃんの学校がフランセーヌ学園であることを忘れていたのではないだろうか。リミットが、放送室のボスを説得するために綾子ちゃんの助けを借りる場面、どう見ても綾子ちゃんは日の出小学校の校庭で遊んでいたようにしか見えない。ミラクルランで走るカットくらい挿入しておかないと。

ヘンだぞ !?
　リミットちゃん、ボスの目の前でミラクルジャンプを跳んで見せて、「あの木の枝を跳び越えたように見えたでしょ？　だけど、あたしにできるわけないじゃない。つまり幻を見たのよ」というのは、いくらなんでも相手をバカにしすぎではないか？　こんなことやってるから最終回で苦労するのよ！